3歳で受けた発達検査と、絵カードとの出会い

ぽにお

ねこみです。

長男ぽにおはASD(自閉症スペクトラム)です。小中と支援学級に在籍。この春からは高校性になり、毎朝片道1時間の道のりをバスと電車を乗り継いで一人で通っています。10年前には想像できなかったほど、本当にいろんなことができるようになりました。

これは、そんなぽにおがはじめて発達検査を受けた時の話。

この記事は、お子さんの発達が気になっている方やこれからお子さんが検査を受ける方。すでに受けて、結果にショックを受けている方に届いてくれるといいなと思って書きます。

検査のきっかけ

ぽにおが3歳の時、保育園からのすすめで発達検査を受けることになりました。理由は、「加配(サポートの先生)を付けたいから」。

 

それまで私は、言葉のゆっくりさとかを気にはしていたものの、家庭での子育てには困っていなかったので正直ショックでしたし、困惑もありました。

 

親子共々乗り気ではなく、はっきり言って保育園から押切られて行った、はじめての療育センター。はじめての検査。

何をされるかわからず、ぽにおはパニック状態に。身長を測ることすらできず、泣きじゃくってしまいました。

絵カードとの出会い

その時出てきたのが「絵カード」でした。

 

療育センターの方が、身長計に立っている子供のカードを無言で見せると…なぜか泣き止み、そのまま測定ができたのです。

 

当時の私は「視角優位」という概念も「絵カード」というツールも知りませんでしたので、その光景に衝撃を受けました。(この時、視角で伝えることを学んだことが、後々私の子育てにかなりの影響を与えます。)

検査結果に絶望

さて、肝心の検査はぽにおの度重なる脱走により何度も中断し、2時間くらいかかりました。

 

検査の結果はDQ51。(DQ=発達指数)

 

その数字と、その時の療育センターの医師の言葉は今でも忘れません。そしてこれからも忘れないんじゃないかな。

 

「極めて中度よりの軽度の判定です。ぽにおくんの発達は、実年齢の半分くらいです。この数字は、この先大きく変わることはありません。ぐんぐんと伸びるものではありません。」

 

 

この後の話なんか、何にも頭に入りませんでした。

 

「私、この先どうしたらいいんだろう…。」

 

「妊娠中になんか悪いことしちゃったのかな…。」

 

家に帰る道中も、医師の言葉が何回も何回も頭の中をぐるぐるしていました。

 

それからしばらくは、何度何度も泣きました。最悪な考えが頭をよぎりました。今思い出しても、あれがドン底だったと思います。完全に受け入れて前向きになれるまで、とてつもなく時間がかかりました。

 

 

 

次回、1歳半検診やちょっとずつ感じていた違和感のことはこちら

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