放課後デイサービスってどんなところ?種類と選び方のコツ【体験談あり】

小学校編

ねこみです。

長男ぽにおはASD(自閉症スペクトラム)です。小学校入学した時から、放課後の居場所として放課後等デイサービスを利用してきました(小学校入学に関しての記事はこちら)。

ひとことで放課後等デイサービスと言っても、実はいろいろなタイプがあるんです。

この記事は種類ごとの特徴と、利用の流れ、そして我が家の体験談を紹介します。

放課後等デイサービスって?

放課後等デイサービスは、障害のある子どもたちに放課後や休日に多様な支援を行う児童福祉サービスであり、6歳から18歳までの就学児が対象です。
利用には通所受給者証というものを得る必要があります。それには、医師からの診断書及び知的または精神の手帳を持って、お住いの自治体の障害福祉課で手続きをする必要があります。
また、受給者証が発行されるにあたって計画書が必要になります。「セルフプラン」と言ってママが計画を立ててもいいのですが、最近は自治体から「障害児相談支援事業所と契約して支援員さんにプランを立ててもらう」ことを勧められます(詳しいことは各自治体にお問い合わせくださいね)。
では、放課後等デイサービス(以下、放デイ)の種類を紹介します。

預かり型

ぽにおが最初に利用したのは「預かり型」と呼ばれるタイプ。

少人数で過ごしつつ、遊んだり日替わりのプログラムをしたり宿題をしたり…と比較的のびのびした印象でした。

特に助かったのが長期休み。

夏休みも冬休みも朝から迎えに来てくれて、夕方18時ごろに送り届けてくれるので、ワーキングマザーにはなくてはならないサービスでした。

また、小学校1年生からずっと一人の支援員さんにお世話になっていて、その方が独立された時にはその方について新しい事業所に移動をしました。

そのため、長いお付き合いのその方は、ぽにおにとって第二の母のような存在。それがとてもありがたいなと思っています。

運動特化型

次に利用したのはスポーツに特化した放デイ。

ぽにおが通っていたところは、サッカーやボルダリングやトランポリン等…多彩なプログラムがありましたが、その中でぽにおは水泳のプログラムの日に利用していました。これが、とてもいい選択だったのです。

体力がついて喘息の発作も出なくなり、泳ぎもどんどん上達して、最終的にはバタフライまで泳げるようになりました。

ただ、預かり型とは違い、朝早くに迎えに来てもらうことは難しく、長期休みの時には自分の仕事の都合をつける必要がありました。

学習特化型

学習塾のような放デイも、最近は増えています。

高校生となったぽにおは、近所の放デイで行っている有償ボランティアの学習支援を受けていますが、勉強が習慣づいてきている実感があります。

親が勉強を見ると、どうしても歯がゆくなっちゃって、「なんでわからないの!キィー!!」となってしまいがち。外で勉強してきてくれることで、どれだけ助けられたことか。

ただし、このタイプは送迎がない場合が多いので要確認です。

また、一部には通信制高校と提携している放デイもあります。通って課題を提出したり、たまにスクーリングをして高校卒業資格がとれるという、なんともありがたいシステム。

実はぽにおの高校進学を考えるタイミングで、この選択肢は候補にありました。専修学校に通っている今も、何かあった時の受け皿に…と、心の中のお守りにしています。

その他

個別療育や武道療育、最近ではプログラミングを学べるデイなんかも見かけます。

お子さんの興味のあることにフィットする放デイが、きっと見つかると思います。

まとめ

放デイは多様化しており、それぞれに特色があります。

また、特性を持った繊細な子供たちが通うところですから、親が「良い」と思ったとしても、それが絶対ではありません。

デイを利用していて、我が家に実際起こったことで言えば、

  • 支援員さんとの相性
  • 同じ学校から通っている子がいるか(その子のことが得意か苦手か)

このような理由で、利用の曜日を減らしたり変更したり…ということがありました。

まずはいくつか見学をして、お子さんに合うかどうかじっくり検討するのがいいと思います。

 

コラム:放デイを探すときの相談先、「基幹相談支援センター」
放デイを探す時、
「どんな種類があるんだろう」
「どこに相談すればいいの?」
と、迷う方も多いと思います。
実は自治体には基幹相談支援センターという窓口があります。
地域にある放デイの一覧をもらえたり、利用についての相談に乗ってもらえたりします。
インターネット検索だけでは情報が出てこないこともあるので、まずはお住いの市区町村の基幹相談支援センターに問い合わせるのがおすすめです。

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