ねこみです。
我が家の長男ぽにおはASD(自閉スペクトラム症)です。
小さいころは、自分の思っていたことと違うことが起きた時に、癇癪を起して泣きじゃくることが多かったです。
予定外のことが起きたり、初めての場所に行くときは、外出の度に大荒れで、親子共にぐったり…という時期もありました。
でも、そんなぽにおに”ちょっとした工夫”を取り入れて関わったことで、驚くほど落ち着いて外出やイベントごとに参加できるようになりました。
今回は、我が家で実際に行って効果があった方法を紹介していきます。
読んでくださる方のご家庭で使える方法があったら、ぜひ試してみてくださいね。
①絵カード・ポスター
我が家は一時期、イラストだらけでした。
洗面には手洗いをしている男の子。
トイレのドアには、便座に座って用を足しているクマ。
ほかにも、トイレの切迫度を表したカードや、車の中でチャイルドシートのシートベルトを付けるカードなど…。
←こういうの
私がイラストを描くことが好きなので思いつくままに作ったり貼ったりしていましたが、思った以上に役に立ってくれました。
視角優位の子は、「言葉を耳で聞く」よりも、「目で見て理解する」方が得意だと言われています。
ぽにおも例外ではなく、イラストを見ると素直に、そして安心して行動に移すことができていました。
毎日が混乱でいっぱいだった時期、マークやイラストは、我が家にとって欠かせないツールでした。
使い方
まずは、日常生活の中の「こんなふうにできたらな」と思うシーンに使ってみてください。
例えば、「手を石鹸でしっかり洗ってほしいな」と思ったら、まずは隣で親が手本をみせてあげる→そのうえで、洗面に”手洗いポスター”を貼っておくのがおすすめです。
次に、毎日のルーティーンの中のことではなく、いつも行かない場所に出かける前にも使えます。
この記事でも紹介していますが、長男ぽにおの初めての発達検査の時、身長計に乗ることができずに困っていました。
そこで支援センターの方が”身長を測っている子供の絵カード”を見せてくれたところ、スッと乗ることができました。
例えば、3歳児健診の前に、「積み木を積む」「同じ歳くらいの子供がたくさんいる」「保健師さんと面談をしている」絵や写真を見せておく
といった使い方も有効です。
耳から聞く言葉だけでは理解することが難しい子にとって、きっと助けになると思います。
ただ、子どものタイプによって反応はさまざまなので、無理に使わせる必要はありません。
ちなみに、我が家の場合…

ぼくには効果てきめん

ぼくには必要なかったよ
このように、同じ兄弟でも「見通しのツールが役に立つ子」と「なくても大丈夫な子」がいます。
大切なのは、その子が安心して過ごせる方法を一緒に探していくこと。
合っていなければ、無理に続ける必要はありませんし、必要な時だけ取り入れるスタイルでも十分です。
②不安・パニック予防に効果的!ホワイトボードとマグネットで作る週間予定表
「あと何日行ったら休み?」
「明日は何をするの?」
こんな言葉が増えてきたら、見通しのサポートを求めているサインかもしれません。
我が家では、ホワイトボードに手書きの週間予定表を作り、
そこに、「ほいくえん」「がっこう」等の予定が書かれたマグネットシートを貼っていく仕組みです。
←現在、次男はむたが使用してるもの
(※実物の写真が使われているため、ブログ用に加工を施しています)
これは、長男ぽにおが
「あと何日行ったらお休み?」
とよく聞いてくる子だったので、小学校のスクールカウンセラーさんにアドバイスをもらって作りはじめたものです。
そして現在は次男はむたが受け継いでいます。
目印のマグネットを「今日」の場所に貼ることで、視覚的にその日の「タスク」を理解しやすくなり、
「聞いてない」
「こんなはずじゃなかった」
といった混乱やパニックを防ぎ、本人が納得して日課を進めることを助けてくれます。
作り方・使い方
材料
- ホワイトボード
- マグネットシート
- 油性ペン
- ホワイトボード用マーカー
- 目印用マグネット
作り方
- 枠やタイトルや曜日等、消さない部分を油性ペンで書き込みます。←ここ、一番慎重に!
- マグネットシートに予定を書きます。(ほいくえん/がっこう/デイサービス/習い事 等)←実際の写真を印刷して貼ってもOK、文字が読めるようになったら文字に切り替えてもOK。
- 数字はマグネットシートでもいいし、ホワイトボードマーカーでもOK。←家庭の都合に合わせて手間のかからない方法で大丈夫!
使い方
親子で一緒に予定を貼り付け、毎日目印のマグネットを「今日」に動かすだけ!
- イレギュラーな外出
- いつもと違う予定
- 病院、来客、イベント 等
も書いておけば、当日の見通しが立ちやすくなりますよ。
また、目印を動かす行為そのものが、
「あと○個でお休み!」
「今日はこれが楽しみ!」
と、がんばるエネルギーになります。
③当たり前だけど、意識して関わると効果あり!「事前に告知」
お子さんをはじめての場所に連れて出かける時、ギャン泣きしてしまって大変だった経験はありませんか?
我が家はまさにそうでした。
その反省から意識して取入れたのが、事前の告知(見通しの共有)です。
具体的には出かける前に
- いつ
- 誰と
- どんな場所に行って
- 何をするのか
を伝えておくこと。
伝える時は、出かけ先のホームページや写真などを一緒に見ながら
「こんな場所なんだね」
「こんなことをするんだね」
という会話をしておきます。
大人は無意識にスマホで情報を集めて「頭の中でイメージを整えてから出かける」ことが多いけれど、子供にも同じ準備が必要なんだということに気が付いた瞬間でした。
これをするようになって、我が家のお出かけは驚くほどスムーズになり、長男ぽにおの不安が減って、楽しめる時間が増えました。
あとがき
見通しを立てるツールは、発達に特性のある子が安心して日常を過ごすためのサポートだと私は感じています。
絵カードや予定表は、必要な時期だけ助けてくれる”補助輪”のような存在。
長男には大活躍した一方で、次男にはほとんど必要なかったように、子供によって相性やタイミングもまったく違います。
もし今、お子さんが「予定がわからなくて不安」「急な変化が苦手」と感じていそうなら、今回紹介したものが少しでもヒントになればうれしいです。



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